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水産物のストロンチウム測定結果について -2011年06月27日

ようやく初めてのストロンチウム検査結果が公表されました。
今回は問題ありませんでしたが、4月上旬に獲れた魚のものであり、その後に汚染水が大量に出ていることを考えますと、まだ今後の検査結果に注意が必要です。

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「東京電力が5月8日、福島第一原子力発電所放水口周辺から4月18日に採水した海水からストロンチウムを検出したと発表した事を受け、水産庁は、独立行政法人水産総合研究センターにストロンチウムの測定の実施を依頼しました。

 独立行政法人水産総合研究センターは、骨ごと食べる習慣のあるもの、過去に放射性セシウムが検出されたもの、ストロンチウムの測定に十分な量が確保されている、ひたちなか沖のコウナゴ、銚子沖のマイワシ、カタクチイワシについて、5月25日に財団法人日本分析センターに測定を依頼しました。

 本日、独立行政法人水産総合研究センターからあった報告によれば、ストロンチウムは全て検出下限値未満でした。」

他のサイトへ水産物のストロンチウム測定結果について

最近(3週間以内)の全国で放射性物質が検出された魚介類一覧 -2011年06月25日

最近(3週間以内)の全国で放射性物質が検出された海水魚一覧
※()内は総量値
※食品の順番は各分類毎に放射性物質(ヨウ素+セシウム)の総量の多い順に並べています

アイナメ(1780Bq/Kg)、エゾイソアイナメ(1150Bq/Kg)、イシガレイ(680Bq/Kg)、シラス(630Bq/Kg)、ババガレイ(360Bq/Kg)、ホシガレイ(340Bq/Kg)、マコガレイ(260Bq/Kg)、アカシタビラメ(250Bq/Kg)、ヒラメ(240Bq/Kg)、マアジ(220Bq/Kg)、アオメエソ(184Bq/Kg)、カナガシラ(154.4Bq/Kg)、マダラ(128Bq/Kg)、イカナゴ稚魚(121.6Bq/Kg)、スズキ(96Bq/Kg)、ジンドウイカ(82Bq/Kg)、アカガレイ(79Bq/Kg)、マガレイ(72Bq/Kg)、マサバ(64Bq/Kg)、マアナゴ(53Bq/Kg)、マイカ(49Bq/Kg)、ヤリイカ(31Bq/Kg)、キアンコウ(27Bq/Kg)、ヤナギムシガレイ(27Bq/Kg)、カタクチイワシ(26Bq/Kg)、ヤリイカ(可食部)(20Bq/Kg)、マイワシ(15.5Bq/Kg)、ミズダコ(14.2Bq/Kg)、ゴマサバ(8.9Bq/Kg)、キンメダイ(7.1Bq/Kg)、クロメバル(6.7Bq/Kg)、ビンナガ(6.6Bq/Kg)、チダイ(6Bq/Kg)、スルメイカ(マイカ)(4.8Bq/Kg)、ツブ(ヒメエゾボラ)(3.6Bq/Kg)

海水魚は、アイナメ、カレイ、ヒラメなど底に生息する魚に高い傾向が見られます。
大型魚に特に高くなる傾向が見られます。

最近(3週間以内)の全国で放射性物質が検出された貝・甲殻類一覧
※()内は総量値

キタムラサキウニ(696Bq/Kg)、ホッキ貝(670Bq/Kg)、アワビ(501Bq/Kg)、ヒラツメガニ(368.7Bq/Kg)、ババガレイ(360Bq/Kg)、ホシガレイ(340Bq/Kg)、ヤマメ(天然)(305Bq/Kg)、ムラサキイガイ(225Bq/Kg)、エゾアワビ(51Bq/Kg)、イワガキ(45Bq/Kg)、ヤマトシジミ(25Bq/Kg)、アサリ(6.9Bq/Kg)

その他:
貝焼きウニ(457Bq/Kg)

最近(3週間以内)の全国で放射性物質が検出された海藻一覧
※()内は総量値

アラメ(1870Bq/Kg)、ツノマタ(乾燥品)(161Bq/Kg)

検査結果が少ないだけで、海藻は最も高濃度に検出されやすい食品です。

最近(3週間以内)の全国で放射性物質が検出された淡水魚一覧
※()内は総量値

ウグイ(2500Bq/Kg)、ヤマメ(2100Bq/Kg)、アユ(1310Bq/Kg)、イワナ(590Bq/Kg)、アユ(天然)(227Bq/Kg)、ワカサギ(77Bq/Kg)、ウナギ(55Bq/Kg)、コイ(養殖)(38Bq/Kg)、コイ(30Bq/Kg)、ヤマメ(養殖)(3Bq/Kg)

淡水魚は、上流部に生息する魚を中心に、飛躍的に濃度が高くなる傾向が見られます。

いずれの食品も福島県に近くなるほど高濃度になります。
高濃度に検出される傾向が強いほど、産地に気をつけた方がよいといえます。
産地別、測定期間別などの検索はhttp://atmc.jp/food/

海洋調査による海産物の放射性物質検出データ -2011年06月24日

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〔地図〕アトリエプラン

元日本原子力研究所研究室長の笠井篤氏は、「ストロンチウムを含んだ魚が危ない」と危機感を強めている。

『セシウムがカリウムと似た原子配列で構成されているように、ストロンチウムはカルシウムと原子配列が似ています。海に流れ出したストロンチウムは植物プランクトンから小型魚、中型魚、大型魚と食物連鎖で生体濃縮される。それを人が食べて内部被曝をするのです。セシウムは体内に入ると100日ほどで代謝によって半分に減るのに対し、ストロンチウムはそれまでに10年を要します。その間、ずっと放射線を出し続け、二重らせんのDNA情報を傷つけ続けるのです』

 DNAが二重構造になっているのは、片方のある部分が損傷しても、もう片方がその部分を修復して補えるようにするためだ。しかし、長期間、傷が付き続けると修復が間に合わなくなる。カルシウムと似た原子配列をしたストロンチウムは10年もの長きにわたって骨に直接沈着、放射線を放出し続けるので、微量の被曝でも白血病や骨髄がんなどに冒されるリスクが高まるのだ。

 中部大学総合工学研究所教授で元内閣府原子力安全委員会の専門委員の武田邦彦氏は、『これからの時期は大型魚にストロンチウムが溜まってくる』と推測する。

『海水に流れ出たストロンチウムが植物プランクトンに吸収され、その後、食物連鎖で小魚に、約2ヵ月で中型の魚、約4ヵ月で大型の魚へと運ばれ、順を追うごとに濃縮されます。3月からストロンチウムが流れていたとすると、7月頃からカツオやマグロなどの大型魚に汚染が拡がる計算です』

 前述のようにストロンチウムは骨に沈着するため、頭から骨まで丸ごと食べるシラスやコウナゴ、イワシなどの食べ過ぎにも注意が必要だ。

『ストロンチウムは、最終的には海の底にいてあまり移動しないヒラメやカレイなどの魚に蓄積していきます』(北里大学獣医学部教授・伊藤伸彦氏)

 ストロンチウムがこれほど危険な放射性物質であるにもかかわらず、政府は現在に至るまで海産物を対象としたストロンチウムの検査をまったくしていない。」

他のサイトへ徹底調査 放射線汚染食「食べてはいけない」
マグロ、カツオ、麦、イモ、大豆・・・政府の言う 「暫定基準値」など、なんの指標にもならない

(「フライデー」2011/6/24 講談社)

淡水魚でセシウム濃度が高まっている可能性 -2011年06月17日

当サイトの記事川の流域(水系)から汚染を考えるにおいて、川、湖や田んぼには、山や森からの水とともに放射性物質が集積しやすいことについて述べました。

今日のニュースでは、淡水魚の測定結果で、セシウムの検出数値が跳ね上がっているものが見られます。いずれも福島県のデータです。

他のサイトへウグイも出荷制限…福島・真野川で規制値超(読売新聞2011/6/17)
「政府は17日、福島県南相馬市などを流れる真野川とその支流でとれたウグイ、ヤマメについて、県知事に採取を含む出荷制限を指示した。
 ウグイの出荷制限は初めて。ヤマメは同県内の阿武隈川などでは既に制限されている。
 厚生労働省によると、10日にとれたウグイから暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウム2500ベクレル、ヤマメから2100ベクレルが検出された。
 県や自治体、地元漁協は、釣りに必要な遊漁券の購入者らに釣りが制限されていることを通知し、釣り人も制限対象の魚が釣れた場合は持ち帰ることができない。 」

ここのところ、野菜・植物のセシウム検出値が特定の種類(シイタケ、タケノコ、シソ、梅、茶など)を除いて、通常の野菜ではきわめて低くなっているのに対し、魚・海藻からは検出され続けています。

淡水魚については、上記記事でも懸念を指摘しましたが、これまでも増加傾向が見られました。

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渓流の魚、ヤマメについては、これまでの最大検出値が福島県で990ベクレルであったのに対し(上記図)、今日の検出結果の記事では2100ベクレルとなりました。

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清流に棲むウグイについては、これまでの最大検出値が福島県で800ベクレルであったのに対し(上記図)、今日の検出結果の記事では2500ベクレルとなりました。

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最上流に棲むイワナについては上図。

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渓流の水で育つニジマス(養殖)については上図。

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川の中流から下流、池、湖に生息するコイについては上図。

(なお、野菜については、決して土壌が浄化されたわけではなく、セシウムはそのまま残っており、土の粒(鉱物)に吸着したため植物が吸わなくなってきた可能性が浮上しつつあります。この点については別記事で述べます。)

淡水魚・淡水水産物中のセシウムの放射能濃度 -2011年06月10日

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■ 凡例
  ND(検出限界未満) 青紫(黒丸あり)
    blue-purple with black dot
  1~31 Bq/kg 青紫(黒丸なし) blue-purple
  32~62 Bq/kg 青 blue
  63~125 Bq/kg 水色 light-blue
  126~250 Bq/kg 緑 green
  251~500 Bq/kg 黄 yellow
  501~1,000 Bq/kg オレンジ色 orange
  1,001 Bq/kg~ 赤 red
■ 日付は採取日です。
■ 正確な採取場所は公表されていませんので、
  位置はおおまかです。
■ 記載ない場合、I-131は検出限界未満(ND)。
■ No.は、農水省/水産庁の番号です。
  (厚労省の番号とは異なります)
■ データ出典
  厚労省 http://bit.ly/fcvz1P
  水産庁 http://bit.ly/gFs7Hl
  農水省 http://bit.ly/lZJzYx
  農水省(地図) http://bit.ly/jv6MmB
■ スプレッドシート
  http://bit.ly/kbvn2x
■ 河川・海洋の底質のセシウムの放射能濃度マップ
  http://bit.ly/mm2SQW
5月20日作成 - 6月10日更新

他のサイトへhttp://maps.google.co.jp/maps/ms?hl=ja&ie=UTF8&brcurrent=3,0x34674e0fd77f192f:0xf54275d47c665244,0&msa=0&msid=207725453018848365813.0004a3b357cbe8777ffe5&ll=36.328403,140.476685&spn=5.057429,4.015503&z=8

最近(2週間以内)の全国で放射性物質が検出された魚介類一覧 -2011年06月05日

食品の放射線汚染は、野菜・水から、むしろ海産物や肉などにより注意が必要な段階に移りつつあります。
特に食物連鎖の過程で放射性物質が濃縮されること、海洋汚染が止まらないことが、今回の事故を大きく特徴づけるものとなりそうです。

汚染濃度の高いものについての傾向が出はじめています。

海藻は全般的に高く、放射性物質で満たされる。

海水魚は特に、底あるいは底層に生息する魚(カレイ、ヒラメ、ソイ、メバル、アイナメ、タラ。おそらく今後はカサゴ、アンコウ、ホウボウ、キス、ハゼ、マゴチ等も)が濃度が高い。

海水魚は当初は、コウナゴ、イワシ等が顕著に高かったが、これら小魚を食べる魚食魚(スズキ、ソイ、ヒラメ等。おそらく今後はマグロ、カツオ等も)の濃度が高まることが懸念される。

北海道の魚は基本的に安全かと思われたが、濃度は低いもののカラフトマス、サケ等に検出されており、ホッケ、シシャモ等はどうなるのか、見守りたい。

淡水魚に、特に上流に生息する魚の濃度が高い。

他のサイトへ最近(2週間以内)の全国で放射性物質が検出された食品一覧

※()内は総量値

最近(2週間以内)の全国で放射性物質が検出された海水魚一覧:※()内は総量値

キタムラサキウニ(391Bq/Kg)、アイナメ(380Bq/Kg)、エゾアワビ(374Bq/Kg)、クロソイ(270Bq/Kg)、ババガレイ(260Bq/Kg)、マコガレイ(240Bq/Kg)、マダラ(178Bq/Kg)、イカナゴ稚魚(158Bq/Kg)、スズキ(138Bq/Kg)、キツネメバル(114Bq/Kg)、カラフトマス(76.68Bq/Kg)、シラス(60Bq/Kg)、ヒラメ(55Bq/Kg)、ミズダコ(51Bq/Kg)、ヤナギダコ(30Bq/Kg)、マナマコ(28Bq/Kg)、マアナゴ(27Bq/Kg)、ヤナギムシガレイ(25Bq/Kg)、カタクチイワシ(21Bq/Kg)、ビンナガ(10.1Bq/Kg)、マイワシ(8.8Bq/Kg)、イワガキ(8Bq/Kg)、シリヤケイカ(5.5Bq/Kg)、シロサケ(3.95Bq/Kg)

最近(2週間以内)の全国で放射性物質が検出された海藻一覧:※()内は総量値

ヒジキ(3300Bq/Kg)、アラメ(2070Bq/Kg)、乾燥ワカメ(90Bq/Kg)

最近(2週間以内)の全国で放射性物質が検出された淡水魚一覧:※()内は総量値

ヤマメ(990Bq/Kg)、ウグイ(800Bq/Kg)、アユ(638Bq/Kg)、イワナ(350Bq/Kg)、ワカサギ(210Bq/Kg)、コクチバス(139Bq/Kg)、ギンブナ(59Bq/Kg)、コイ(44Bq/Kg)、コイ(養殖)(17.8Bq/Kg)、ヤマトシジミ(11Bq/Kg)

「水産物の放射性物質検査に関する基本方針」(水産庁) -2011年06月01日

(抜粋)

1.検査の基本方針
(1)沿岸性種の検査

(ア)神奈川県~福島県南部

自県沖の漁場形成を考慮して検査対象海域を定め、海区ごとの主要水揚港において原則週1回(神奈川県、東京都島嶼部は2週間に1回)のサンプリングを実施(市場でサンプリングを行う場合は漁獲海域を確認しつつ実施)。

対象種は、地域の実情に応じ漁期ごとの主要漁獲物を選定。表層(例えば、コウナゴ)、中層(例えば、スズキ、タイ)、底層(例えば、カレイ、アナゴ)等の生息域を広くカバーできるよう選定し、これまで表層を遊泳する種(コウナゴ)に高い放射性物質の検出が見られたことを勘案。

(イ)福島県北部以北

操業再開の前に検査を実施し、分析の結果を踏まえ、操業再開を判断。操業を再開する場合は、海域を定め、海区ごとの主要水揚港において原則週1回(岩手県以北は2週に1回)の検査を実施。

対象種の考え方は上記(ア)と同様とする。

(2)広域回遊性魚種(カツオ、サバ、サンマ等)

検査は関係業界団体及び水揚地となる道県と協力して行う(特に漁場北上に伴う検査体制については業界等と調整中。また、北部太平洋まき網漁業協同組合連合会所属の試験操業船「北勝丸」の活用も図る)。

(ア)カツオ

伊豆諸島、房総沖での漁場形成(5月中旬頃)以降、原則週1回の検査を実施(水揚げが想定される千葉県内の漁港(銚子及び勝浦)でサンプリングを実施)。

福島県沖(通常240~320キロ程度沖)で漁場形成が予測される場合(6月上旬頃)、試験操業船による事前のサンプリングを実施。分析の結果を踏まえて同漁場での操業の実施を判断。操業を継続する場合は、原則週1回のサンプリングを水揚港において実施。

宮城県以北に漁場が形成される場合も原則週1回の検査を実施。

(イ)イワシ、サバ類

千葉県沖に漁場が形成されている間は、水揚げが想定される千葉県内の漁港(銚子)でサンプリングを継続。

茨城県沖での漁場形成が予測される場合(5月)、茨城県の協力を得つつ同県水産試験場の調査船によりサンプリングを実施。分析の結果を踏まえて操業の実施を判断。操業を継続する場合は、原則週1回のサンプリングを水揚港で実施。

福島県沖で漁場形成が予測される場合(6月頃)、試験操業船によるサンプリングを実施。分析結果を踏まえ、上記と同様の対応をとる。

宮城県以北に漁場が形成される場合も原則週1回の検査を実施。

(ウ)サンマ、サケの南下群

夏以降、原則週1回の検査を実施。

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