> 子供・健康への影響
福島の子どもたちの尿検査結果について -2011年07月02日

「検査結果を受けての保護者からの意見・要望
[Aさん]
一番言いたい事は、被爆している実態があるのだから避難させてほしいということです。チェルノブイリでの高濃度汚染地帯と同じ福島市は移住の権利が与えられると思います。子供を家族と離して疎開させるのは反対です。何かあった時にそのまま一生会えないかもしれない。大人も一緒に生きて子供の成長を見守りたいです。どんな言葉で伝えればいいかわかりません。でも、避難させてほしい!それだけです。
[Bさん]
結果を息子に説明したところ、あんなに嫌がっていた転校もなぜ必要か納得しました。部活もなぜ危険か理解したようです。数字は残酷でもありますが、現実を受け入れること、先を考えるためには重要な要素です。多くの部活に熱中している中学高校生に検査を受けてほしいです。学校関係者にもしっかり理解していただき、必要以上の屋外活動を即刻やめてほしい。
このままの学校活動では1㍉シ-ベルトなんてすぐに超えます。科学的な数字での説得が多くの方を救うと実感しました。うまくまとめられませんが、よろしくお願いします。多くの子供達に夢ある未来を残してあげたい
[Cさん]
たった一人でも、子供を不幸にしない為には疎開しかないと思いました。被曝からの安全を宣言出来ない場所に子供を居させられない。毎日、近所の通学路で子供達を見るのが苦痛です。自主避難に対して、国,県,市がサポートすべきです。
今回の検体10人の親御さんは、かなり意識の高い方達だと思いますが、10人とも内部被曝しています。この結果に、我が子が心配になるのが親の心理でしょう。避難、疎開を考えるキッカケになるので良いんですが。もっと気にして、調べて、悩んでいきましょう。大きな声も出してみなきゃ。
息子達を疎開先で、放射能排出の為に良さそうな事は何でもやって見ます。でも、疎開も避難も出来て無い子供はどうなるでしょう?地産地消の給食なんか当然無料、通学路も校舎も放射能は安全の保障無し。そして、確実に内部被曝しています。今までも、これからも…。親御さん達は、今の時点ではホールボディカウンターよりも尿検査したいでしょうね。
[Dさん]
福島第一原発が爆発した日、官房長官は『直ちに影響はありません』と言い張りました。あれからまだ3ヶ月しかたっていません。国の言葉を信じた私がバカでした。おかげで一番愛してやまない子供達に内部被爆という恐ろしいものをさせてしまいました。今回の尿検査でガンになる確率は低いにしてもバッチリ影響がありました。10人の子供達が受け10人と言う確率!国は福島県の子供達を100%保証し避難させるべきです。
そして県知事は野菜や風評被害ばかりに目をむけて子供達のことは後回ししていました。これからの福島の未来をしょって立つ子供達をなぜ放っておくのでしょう?今も子供達の身体にはどんどんたまっていってしまいます。未来を守る子供達が少なくなってしまいます。知事は直ちに福島の子供達を保証し避難、疎開させるべきです。 もし、我が子になにかあったら私はあなたを許しません。
菅総理!政府の皆さん直ちに影響が出ないなら福島に住んでみるなりしてみたらどうでしょう?もちろん貴方一人ではありません。家族全員連れてです。会見でそこまで安全宣言だすのなら明日にでも福島に引っ越ししてください。そうしたらきっともっと理解するでしょう。自分の身さえ守られればなんて国を守る長として情けない話です。
[Eさん]
この度は検査の機会に恵まれて本当に感謝いたします。セシウムとかまさか福島市まで来ているとは思いたくないのと、検出されないことを祈っていたのが本心でした。検出された事実がわかり、ショックですが受け止めたいです。事実がわかった以上、ほかにも何か物質がないか、詳細な検査も希望します。もし日本の機関がダメなのであれば、海外(飛行機だと被曝してしまうのがネックですが)もアリかもしれません。チェルノブイリの事例を引き合いに、私たちの置かれている立場をはっきりさせ、福島の無関心な親の目を被曝問題に向ける為にも派手なアクションが必要です。結果的に子供が疎開できるようになれば、福島の子供たちの未来ひいては日本の未来につながり、いまが踏ん張りどきだと思います。一ヶ月でもいいから、学校ごと友達と一緒に合宿のような感覚で各地の廃校や空きクラスなど借りて、放射能から身を守ることが必要と考えています。政府が目を反らしている問題に、このまま風化させてはいけないと思います。福島市は60キロ離れていましたが、距離は関係なく、被曝の量も1であれ10であれ取り込んだことには変わりなく、圏内の浪江だけではなくて北西方向のホットスポットがあることも考慮するならば私たちの子供もホールボティカウンターを受ける権利があるはずです。」
2011/6/30 <共同プレスリリース>「福島市の子供たちの尿からセシウム検出」
福島第一原発から100km圏内の空間線量測定マップ -2011年06月29日

文部科学省及び米国エネルギー省による
第2 次航空機モニタリングの測定結果について2011/6/16
子に体調異変じわり 「避難か」苦悩の親 -2011年06月17日

2011/6/16東京新聞24-25面
「主催団体によると、東京都内や福島県内で計四回開催した問診会では、微熱やのど・鼻の痛み、鼻血、下痢、頭痛、倦怠感、アレルギーの悪化などを訴え、投薬でも治りにくいとの声が多かったという。同団体の野呂美加代表は『極端な不安症に陥っている親は一割くらい。大半は、子どもに普段とは明らかに違う体調異変があって連れてきている。放射線被害の症状は、医療機関で『分からない』と言われがち。判断は難しいが、まずは事実としてきちんと記録を残すことが大事』と話す。」
年間20ミリシーベルトは許容できるのか -2011年06月07日
2011年5月28日に東京電力が公表した、事故直後(3月12日)の福島原発周辺モニタリングポストで測定された未公表のデータが、波紋を広げました。
当社福島第一原子力発電所のモニタリングデータの追加公表について
週刊文春2011/6/9号によれば(30ページ)
「以前から公表されていたデータでは、三月十二日の午前十時三十分、「正門』では一時的に三百八十五・五マイクロシーベルト/時(以下、単位を記さないものは同じ)という高い数値を示すものの、後はほぼ十・〇以下で推移している。(中略)
ところが、今回あらたに公表された『MP4』の数値を見ると、同日午後三時十三分の数値は、百六十二・四。それから二分ごとに計測が進み、一号機が爆発を起こした前後の三時二十九分には一千十五・位置を記録していたのである。」
「しかも、この隠匿されていた数値は、早い時期から事故を起こした原子炉の北西側(それこそ「MP4}の方向)に向かって、高いレベルで放射能汚染が広がっていったことを明示している。」
このことを受けて、6月2日の民主党代議士会で、原口元総務相が、
「ここに東電が発表したモニタリングポストの資料があります。私たちが目にしてたものと3ケタ違います。こどもたちを逃がしましょう。避難させましょう。」と発言をしているが、政府の対応があまりにも遅い。
福島の学校、線量年1ミリ・シーベルト以下目標(読売新聞2011/5/27)
文部科学省が子供たちの年間被曝線量を1ミリシーベルト以下にする目標をようやく打ち出したが、記事に
「高木文部科学相は27日の閣議後の記者会見で、福島県内の学校で子供が1年間に浴びる放射線量について、『今年度は当面、年間1ミリ・シーベルト以下を目指す』と述べた。
これまで同省が示していた基準(年間1ミリ・シーベルト~20ミリ・シーベルト)は変えないものの、初めて『1ミリ・シーベルト以下』という目標に言及した。」
とあるように、20ミリシーベルトが撤回されたわけではありません。
「学校内で」の目標について「目指す」だけだからです。福島市内で普通に暮らしていても数ミリシーベルト前後には達してしまうのだから当然です。
下記の図は、文部科学省・米国エネルギー省が測定し、2011年5月6日に公表したモニタリング結果です。地表面から1mの高さの空間線量率を示します。

年間20ミリシーベルトというと、毎時約3.8マイクロシーベルトとなり、図中の黄色の範囲にあたります。
避難区域外の一部に高線量地点 枝野氏(産経新聞2011/6/6)
「枝野幸男官房長官は6日の記者会見で、東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域に指定されていない福島県内の一部にも、累積放射線量が高い地点があるとした上で、住民の避難を検討することを明らかにした。政府は、年間放射線量が20ミリシーベルトを超す可能性がある『ホットスポット』を中心に、モニタリングを強化するとともに対応していく方針だ。
枝野氏は『地形やその他の事情によって部分的に放射線量が高いところがある』と述べ、警戒区域や計画的避難区域に指定していない地域でも放射線量が高い地点があることを明らかにした。」
参議院議員・医学博士・古川俊治 活動報告2011/5/11
「放射線の慢性的な外部被爆の影響については、世界的に十分なデータがありません。日本には、財団法人放射線影響協会の「原子力発電施設等放射線業務従業者等に係る疫学的調査」があり、これが慢性的な被爆に関する最も信頼性の高いデータです。最新の報告は、平成22年3月に出ています。それによると、食道がん(p=0.032)、肺がん(p=0.07)、肝臓がん(p=0.025)、非ホジキンリンパ腫(p=0.028)、多発性骨髄腫(p=0.032)で、累積線量とともに有意に増加する傾向が認められ、その増加は累積10〜20ミリシーベルトから現れています(pが0.05以下の場合、科学的に意味がある影響と判断され、pが小さければ小さいほど、重要な影響であると考えられます。)。」
「文部科学省は、学校・校庭等の利用を年間20ミリシーベルトまで許容範囲としていますが、セシウム137(半減期約30年)などの半減期の長い放射線同位元素による汚染も発生しており、累積では、20ミリシーベルトを大きく上回る可能性があります。その上、成長期にある子供たちの放射線感受性は、成人の2〜3倍と考えられるのです。政府は年間20ミリシーベルトという根拠の無い基準を撤回し、子供たちの被爆量を出来る限り低くするよう、対策を講じるべきです。」
”年間”20ミリシーベルトは、ずっと住み続ければ20ミリシーベルトでは終わらないこと、内部被曝がさらに加算されることを忘れてはならないでしょう。
異常すぎる日本の「暫定基準値」 乳児に与える飲料の基準は国際法で定められた原発の排水より上 -2011年05月30日
http://topics.jp.msn.com/wadai/rocketnews24/column.aspx?articleid=595121
「食品や飲料の暫定基準値について言えば、日本では乳児で1リットルあたり100ベクレル、成人でヨウ素300ベクレル セシウム200ベクレルと定められている。これだけでは一見どういった数字なのか分からないが、この数値と比べるとどれだけ異常な数字なのかが分かる。
なんと国際法で定められた原発の排水基準値は1リットルあたりヨウ素40ベクレル、セシウムは90ベクレルまでとなっている。つまり、乳児の暫定基準値ですら、現在の日本では原発の排水より高い放射性物質が残留しても良いという設定値になっているのだ。
つまり政府が定めた数値を守るだけなら、原発の排水で作ったミルクを幼児に飲ませて良いということになる。ちなみにWHOで定められた平常時の飲料の基準は1リットルあたり1ベクレルまでなので、それに比べると乳児ですら100倍まで基準が高められているのである。
また、野菜の暫定基準値についても1キログラムあたりヨウ素2000ベクレル、セシウム500ベクレルと設定されているが、これもWHOが定めた餓死を避けるための非常事態の数値、1000ベクレルの2倍ほどの数値だ。いくら暫定的な数値とは言え、事故以前に定められていた餓死を避けるための数値より高い放射性物質が残留している食品の流通が許可されているとは、非常に恐ろしいことではないだろうか。
事実、口にするものの暫定基準値以外にも年間に浴びてよい放射線の基準値20ミリシーベルトを、ノーベル賞を受賞した国際的な医師団体が高すぎる数値だと指摘、文部科学省に対し引き下げを要求している。このように世界的に見ても高い数値の暫定基準値が定められいつまでその基準が続くのか分からない現在、子供の給食に基準値以下の食品を使用するというのは親たちから反対されても仕方が無い。」
